男性なら知っておきたいネクタイの結び方と基礎知識!

ネクタイの結び方には、多くの種類があることしっていますか?シチュエーションに応じた結び方、シャツやスーツに合わせた結び方ができれば、より素敵に自分を演出することができます。ここでは、ネクタイの基本となる結び方と共に、ネクタイ選びで知っておくと良いことについてお届けします。

基本的なネクタイの結び方は3つ!

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皆さんは、普段ネクタイをどのように結んでいますか?結び方といっても色々ありますが、大体の方は自分が最初に覚えたネクタイの結び方をそのまま続けているケースが多いですよね。基本的なネクタイの結び方には、プレーンノット、セミウィンザーノット、ウィンザーノット、これら3つのタイプがあります。それぞれの結び方で、ネクタイの結び目の大きさと形が異なります。

まず、プレーンノットは、少し小さめの結び目が特徴で、ボリューム感はあまり出ないタイプの結び方になります。形は二等辺三角形に近く結び方もシンプルで、最近は最もスタンダードな形となっています。セミウィンザーノットは、プレーンノットに比べると少しボリュームが出るので、結び目が正三角形っぽい形になります。また、ウィンザーノットは、さらに太い三角形になり、このタイプは年配の方に好まれる形です。

どのネクタイの結び方が好みなのかで変わりますが、ポイントになるのはシャツ襟との相性が挙げられます。たとえば、襟が大きく開いている場合だと、プレーンノットでは全体のバランスが悪く映ることがあります。一方、襟の開きが狭い場合だと、ウィンザーノットは合いにくいです。ただ、最近は襟開きのシャツにプレーンノットでも素敵に組み合わせられるようになっており、ネクタイの結び方次第で調整できるので、一概に相性を決めつけることはありません。基本的には、プレーンノットの結び方を知っていれば、大体全ての襟型に対応できます。

ネクタイのベストな長さと幅とは?

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自分でネクタイを選ぶ際に注意したいポイントは、ネクタイの長さと幅です。着用した際のネクタイの長さは、プレーン、セミウィンザー、ウィンザーの順に短くなっており、長さの目安はネクタイ先端がベルトバックルに少し隠れる程度がベストとされています。しかし、首の太さや胴の長さはというのは人それぞれ異なるので、ネクタイの結び方で調整する必要があります。

日本製ネクタイは、標準的な長さが約140㎝前後、外国製ネクタイはさらに約10~20㎝程度長くなっています。なので、身長が高い方、胴が長い方、首回りが太い方は、プレーンノットにするなど形で工夫したり、ネクタイの長さを意識したり、ネクタイの結び方や選び方にも注意しましょう。

ネクタイ自体の幅に関しては、スーツの襟幅に対して適切なものを選ぶのが基本となります。昔は、太い幅が流行していましたが、現代では約8~9㎝が主流です。6㎝程度の細めのタイプのもありますが、ビジネスで着用する場合には適しません。ネクタイのカラーや柄も重要なポイントですが、それに長さと幅を意識することで、オシャレにネクタイの着用を楽しむことができます。

また、ネクタイには大剣と小剣がありますが、体の線が細くて胴が短い方は小剣が表側から見えることがあるので、小剣部分をズボンの中に入れてしまうのも綺麗に着こなす技の一つです。他にも、ジャケットを着用することで外から分からなくなるので、ネクタイの長さが合わない場合は試してみて下さい。

ネクタイの種類もいろいろ!

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ジャガードタイ

ジャガードタイは、最も一般的なネクタイになります。大剣幅は約7~9㎝です。英国貴族が競馬を楽しむ際に着用していたネクタイで、男性であれば誰もが一本は持っている定番幅のネクタイです。父の日やプレゼントなどに最適です。活用シーンはビジネス、プライベート、フォーマルで、時期(季節)はオールシーズンOKです。

ナロータイ

ナロータイは、通常のダービータイと比較すると6.5㎝幅となっており適度な細身のネクタイです。ラペルが細いタイトスーツとの相性が良く、ラペルが太いスーツではアンバランスな印象になることを覚えておきましょう。プレーンノットやダブルノットの結び方がおすすめで、ディンプルは無くてもOKです。活用シーンはプライベート、パーティーで、時期(季節)はオールシーズンOKです。

ニットタイ

ニットタイは、ザックリ編み込まれた生地感が特徴で、ネクタイに立体感があります。先端は水平でスクエアエンドになっており、スーツスにもカジュアルにも使える便利なアイテムです。ニット地で伸びてしまうので、丸めて保管するのが綺麗な状態をキープできるコツです。活用シーンはビジネス、プライベート、カジュアルで、時期(季節)はオールシーズンOKです。

フレスコタイ

フレスコタイは、透け感が美しいのが特徴で、フレスコはイタリア語で新鮮・涼しげなどの意味があります。薄い生地と凹凸感のある織りが軽やかな雰囲気を演出し、夏におすすめのシャリ感やハリ感のあるネクタイです。フレスコは伝統的な織り方で、経糸同士がお互いに搦み合い、その間に緯糸を入れて織られた搦み織です。素材感は軽量で通気性に富んだものになっています。活用シーンはビジネス、プライベート、カジュアルで、時期(季節)はオールシーズンOKです。

麻ネクタイ

麻ネクタイは、夏定番の麻生地のネクタイです。天然素材で夏限定になるので、市場に出回る種類も機会も少ないネクタイになります。麻特有のネップやふしが独特で、風合い良く涼しいな印象を与えます。生地に強度はありますがシワになりやすいので、取り扱いには注意が必要です。活用シーンはビジネス、プライベート、カジュアルで、時期(季節)は夏限定です。

ウールネクタイ

ウールネクタイは、秋冬におすすめのネクタイです。ウール素材なので、コーディネートに季節感を簡単に取り入れることができ、紡毛系素材のスーツと相性抜群です。張りあって結びやすく、シワになりにくい特徴があります。活用シーンはビジネス、プライベート、カジュアルで、時期(季節)は秋冬になります。

セッテピエゲ

セッテピエゲは、1枚の生地を7つに折って作られたネクタイの最高級縫製です。セッテピエゲ縫製のネクタイは、スカーフのように柔らかく、しなやかさがあり、重厚感のあるネクタイとなっています。ネクタイを結ぶ際には、ノット部分に適度なボリューム感が出て、美しいディンプルを作ることができます。

現代におけるネクタイの位置づけとは?

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現代では、ネクタイというのは、ビジネスマンの必需品です。クールビズが世の中に定着してきていますが、ビジネス上で重要な商談があったり、大事なクライアント様にあったりすり際には、ネクタイをする機会は多いですし、会社で働く方には必須アイテムです。スーツスタイルで中心部分に来るアイテムであり、ネクタイの選択によって印象が大きく変わるものでもあります。

また、ビジネスシーンの他にも、ネクタイは存在感を発揮するアイテムとして、カジュアルシーンのコーディネートの一つとしても取り入れられています。このように、今後も重要アイテムとして様々なシーンで活躍できるネクタイは、さらに注目されていくアイテムと言えるでしょう。

まとめ

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ここでは、ネクタイの基本となる結び方と共に、ネクタイ選びで知っておくと良いことについてお届けしてきましたが、いかがでしたか?ネクタイの結び方には幾つか種類があり、シーンに適した結び方ができると非常にスマートですよね。特に、ビジネスシーンでは、自分の第一印象を左右する一つにもあるので、身だしなみとして結び方を覚えておくと良いでしょう。